ラチェット(スタジオシリーズ)SS-14 Transformers Studio Series Ratchet

北米でヴェノムとアリー/スター誕生が公開ですね。ヴェノムの評価がひどいけど大丈夫だろうか・・・
日本公開が遅いのでは、年末観るのがないんです。クリスマスにバンブルビー、年末にクリード2とか見たかったのに。
さて、今回はトランスフォーマーのレビューです。紹介するのはあのオートボットの軍医。

ラチェット(スタジオシリーズ)SS-14 レビュー


スタジオシリーズの第1弾にて新規造形でのリリースとなったオートボットの軍医ラチェット。

今度はカラーリングを映画第3作目「トランスフォーマー ダークサイドムーン」のものにチェンジしての再リリースです。

最初のものが出たときも、特に頭部の再限度が素晴らしくて買うか迷っていたのですが、ちょうど同じく1~リベンジのムービーザ・ベストを買ったばかりに感じてスルーしていました。

今回は個人的に好きなグリーンバージョンですし、なにより付属武器が銃になっていたので買ってみました。

ビークルモード:ハマーH2


まずはおなじみのビークルモードから。もう何度立体化されたんでしょうね。
さすがの再現度だと思います。
今回はホワイトとグリーンの車体になっていますが、ホワイトは少しグレーがかっていて、グリーンは肉眼で見るとやや蛍光色です。

個人的には、ホワイトが塗装ではなく成形色だったのが嬉しいところ。色合いがちぐはぐになっていません。グリーンにホワイトとそうだったら、くすんでいたでしょうからね。

このラチェットはほとんど成形色、つまりプラが別パーツになっていて、塗り分けでこのツートーンを再現しているわけではないんです。


サイドから。
横の文字もしっかりプリントされていて、しかもE4などは境界線があってくっきりしています。ドアのオートボットマークも良いですね。
各部の造形も良い感じです。


リアから。後ろはウインドウがブラックで塗装されていますが、その他のリアランプなどは塗られていないです。マーキングにコストをかけて、その他はオミットされたと言ったところでしょうか。


今回のラチェットに付属の銃は、ビークルのルーフにあるスペアタイヤに取り付け可能です。

ダークサイドムーン版では、車体後部のパネルが変形機構で開き、そこに5mm穴があったのでなんちゃってビークルバトルモードができたんですが、スタジオシリーズはそういった遊びはできません。

ビークルモードサイズ比較


まずはムービー・ザ・ベストのラチェットと比較。
並べてみますと、実は大きさ的には今回のスタジオシリーズ版がやや小さくなっています。
まあそんなに大きな変更点とかはないです。


左から、SSアイアンハイドSSオプティマスと並んで。

こうしてみると、ロボットモードでのサイズを映画と同じくと言うコンセプトのとおり、ビークルモードはバラバラです。アイアンハイドが異常に大きいかな。オプティマスは小さい感じ。
ビークルでは並べにくいですね。

ロボットモード


ロボットモードへトランスフォーム。

変形機構はダークサイドムーンのデラックスクラスのラチェットとほぼ一緒です。
今回はそちらの機構を利用しつつ、ブラッシュアプして映画に近い造形とプロポーションを実現した形。

パッと見て分かりますが、映画のように足がすらっとしていて、かなり自然な人型になってスタイルが良いです。

カラーリング的にはお腹から下がグリーンで、肩や腕はグレーと言う感じで、映画に比べるとややグレーが多く見えます。何にしても、造形は良いのですが、塗装が少ないのがもったいない。


後ろ。
最初に購入を渋った一番の理由が、この後ろのフレーム。何とか折りたためなかったものか。
まああくまでフレームであって、板ってわけではないのが救いです。

バストアップ


顔の再現度は素晴らしい。
おっさん顔で、優しそうな表情ですね。塗装も映画に近い形になっています。
肩はタイヤを反転させることでライトが出現したりと、元のデラックスから確実に進化しています。

ただ、何にしても塗装が少ない。
ライト、金属部分など色数を足すとすごく良くなりそうです。


アクション。各部可動できる箇所も多いですし、範囲としても十分。素直に動かせるタイプです。
肩はボールジョイントでひじのあたりは二十関節。

そういえば今回のラチェットは手の造形が気に入りました。5本指なんですが、親指と小指が独立した造形でエイリアンっぽくて良い。


キックもできます。バランスとるのが楽です。他のTFと比べてもごつごつしてなくてアクションフィギュアらしい感じです。

付属武器:ブラスター


前に出たラチェットには、ブロウルの腕を切り落とした(それでしか出てこないですがw)丸鋸が付いていましたが、今回はロストエイジまでずっと使っていたあのブラスターが付いてきます。
5mmでの接続が可能で。手持ちではありますが、どことなく腕に一体化するような造形になっています。


可動が優秀なので、銃のアクションもいろいろと楽しめます。やっぱ個人的にはラチェットには銃が合うなと思います。


背中のフレームは普段はカッチリ固定しておけるのでうっとしくは無いですが、必要とあればロックを外して干渉を避けることができます。

映画でも良くやっていたしゃがみ撃ちポーズも自然にできます。


なんかこの軍医異様にカッコいい。
股間まわりに干渉するものがなく、ひざも良く曲がり足くびはボールジョイントなので、アクションポーズがキまるんですよね。


ちなみにラチェットは手の5mm穴のほかに、前腕にも5mm穴がありますので、オプティマスのエナジーソードやアイアンハイドのキャノンなど5mm武器を色々装備させることができます。


まあラチェット先生は大人しめな感じで、腕組みとかさせておくのが一番似合うかもしれませんけども。

ロボットモードサイズ比較


同じくグリーンのダークサイドムーン版はしまってしまったので、今回はムービー・ザ・ベストのラチェットと比較です。

DOTMとMBのデラックスは完成されていたと思っていましたが、今回のスタジオシリーズの方が断然映画に似ています。
並べると如実にスタイルの違いが分かりますね。足の開き具合やボディの締まり具合も、SSは自然勝プロポーションが改善されています。


SSアイアンハイドSSオプティマスと並んで。
ロボットモードのサイズにはばらつきが出ていますね。正直映画のようなスケール化と言えば微妙かな。
やっぱりアイアンハイドが大きすぎる、もしくはオプティマスが小さいです。ラチェットの身長はもうちょっと合っても良かったのかも?オプとはいい感じですが、アイアンハイドとだと露骨にデラックスとボイジャーの差が感じられますね。


ディセプティコンのスタースクリーム、そしてメガトロンと並べて。
スタジオシリーズのディセプティコンは巨体が多く、それらと並べるととても良い感じです。


そんなわけで、スタジオシリーズから、ダークサイドムーン以降のカラーでのラチェットのレビューでした。

付属武器が銃になって、映画でのいろいろなシーンの再現はしやすいです。あと、背中のフレームは惜しいところですが、弄っていると邪魔にならないようになっているので良かったです。
それよりも、せっかくすごく造形が良いので、塗装をもう少し頑張ってくれたら良かったかな。

とはいえ、デラックスクラスのラチェットも突き詰められて、プロポーションや映画再現度は素晴らしい、決定版まで来たと感じるTFでした。結構おススメです。
それでは今回はこれで。

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