メガトロン(スタジオシリーズ)SS-11 Transformers Studio Series Megatron

スタジオシリーズもアイアンハイドとかが続き、スピンオフのバンブルビーのトイ情報も出ていますね。本シリーズが実質打ち切りになってしまったようなのが悲しいですけど、実写トイが続くと良いなと思っています。
そんなこんなで今回はスタジオシリーズウェーブ2からレビュー記事です。

メガトロン(スタジオシリーズ)SS-11


実写トランスフォーマーのスタジオシリーズに、ディセプティコンの破壊大帝メガトロンが登場です。
映画2作目「トランスフォーマーリベンジ」(2009)の姿でのリリースとなり、このバージョンとしてはリベンジの頃にリーダークラスとボイジャークラス、またそのボイジャーがムービーザベストにてリカラーでリリースされました。今回はそれらとは違い完全新規のボイジャークラスでのリリースです。

おもちゃショーとかで画像を観て以来、ずっと待ち望んでいたメガトロンで、なにしろスタジオシリーズは劇中再現度が高く、その中でもこのメガトロンは見本の時点で変形するのか疑うほどロボットモードが素晴らしかったのです。

リペイントしたものはこちら

ビークルモード:エイリアンタンク


ビークルモードはおなじみのエイリアンタンク。
何か実在のものがモチーフになっているわけではないのですが、劇中での姿をしっかり再現しています。トゲトゲとした意匠が多く、前に斜めになったキャタピラも良いですね。ちなみにキャタピラ部分は回らず、そのかわりに底面にタイヤが付いているのでコロ走行できます。

戦車タイプという事で、ちゃんと主砲があり、後ろには副砲が2門ついています。副砲は上下に動かせますよ。


リアから。
ロボットモードのパーツがけっこう見えてしまっていますが、それでも腕のフュージョンキャノンがちょうどブースターのように配置されていたり、左右にもそして真ん中脇にこれはただの関節の部分ですが、ブースター噴出孔のモールドが合ったりと、細やかです。ちゃんと複数のエンジンがあるように見えますね。


前方中央にはメガトロンの頭部が来るようになっていて、顔のフェイスガードも再現されています。変形込みでここまで再現しているのはいつもながらスゴイですね。
謎ビークルなので好き勝手やっても良いのに、しっかり映画の中での姿に似せようとするのは素晴らしい。


うーん、良いですね。
エイリアンタンクモードですから、サイバトロン星に飛んで行った時とか、ピラミッドに向かったときとかのように飛行モードではないですが、森でのバトルあたりの姿はよく再現しています。

ロボットモード


変形はそこまで難しくなく、リベンジボイジャーのとけっこう似ている部分もあり。足回りはある程度複雑に動きますけど、変形は簡単な部類かと。
で、その平易な変形にしてこのロボットモードの完成度です。これはスゴイ。
映画の中から出てきたようなメガトロンまんまですね。
全身はグレーの成形色ではありますが、ちょっとラメの入ったシルバーも感じるグレーで安っぽくなく、いい感じです。

プロポーションの素晴らしさが一番気に入っていて、リベンジメガトロンのマッシブかつかなり足の長い体系を再現しています。細部も似ていますけど、パッと見のシルエットが完璧です。


背中側。
このガワのなさ。ほとんど何も無いです。変形トイでここまでやるとは。すっきりした見た目になっていて、正直ロボットモードで飾っていると、完成フィギュアですよ。変形もできるようには見えないです。

バストアップ


頭部の再現度もかなり高いですね。安全面と破損防止のため、ミミというか角と言うかはやや厚く丸みがありますが、口周りなどのシャープな造形が素晴らしい。目玉がレッドの塗装で、口はブロンズで塗られています。

各部ディテール

胸周り


ちょっとディテールがすごいので紹介したいw
まず胸の部分ですが、この骨格のようなモールド。とりわけすごいのは、1つのパーツではあるのですが、各部の溝が深かったり、空間が開いていたり、また細やかにブロンズが塗られていたりと、複数パーツが集まっているような感じになっているところ。
こういう部分って、1パーツだとどうしてものっぺりするんですが、このメガトロンは複数層重なったような見た目になっています。

背中


背中のスッキリ具合はいわずもがな。
しかしこの大きなブースターまでしっかり再現してあるのが気に入っています。噴出孔はガンメタルで塗装されています。肩の角みたいなところとか含め、このメガトロンはどの角度から見てもカッコいいです。


映画と違う点として、肩あたりから伸びている、エイリアンタンクでは副砲になる2門のキャノンですが、こうしてくるりと回転させて腕の下に配置することもできます。こうすると背中からでるキャノンがなくなってより劇中に近くなりますね。
まあこれはジョイントをむりやり乗り越えてやるので、あまり負荷がかかるとピン打ち部分の破損も考えられるので、好きな人は自己責任でやるものでしょう。

脚部


足の部分はこのように、ブロンズゴールド多めのディテールがすさまじいものに。
足がかなり太いのが映画通りでいいですよ。関節が二重みたいなのも映画通りですし、つま先も割れているところまで再現されています。
ちなみに接地ですが、キャタピラを付けるのではなく、内側に来ているグレーのパーツと、かかととサイドに下すパーツの3つで立たせる感じです。安定性も良いです。

アクション


まず頭部ですが、ちょっと注意が必要かもしれません。ボールジョイントではあるんですが、なんか軸が軟質?っぽくて、動かすとき遊びがあります。特に左右に動かすときは軸がけっこうひねられてしまいます。素材がなんなのか分からないですけど、グリグリやってたらちぎれたりしないかな?
上を向くのはかなり得意で、海底から蘇って浮上する姿とかの再現も楽々です。


左腕はこのように細い爪のような手になっています。手の部分は軟質パーツで、2パーツがそれぞれ動かせます。


右腕は大きなフュージョンキャノンで固定です。造形も良いですが、肩周りの可動もいいので、号令ポーズも。
「ディセプティコン、攻撃を開始しろ!」


もちろん、キャノンを構えるポーズも綺麗にできます。

フュージョンキャノン:ソード展開


フュージョンキャノンには、劇中でオプティマスを貫いたあのソードが収納されています。大きな葉の部分は軟質パーツになっています。ブレードが大きくて迫力がありカッコいいです。


アクション面もかなり動かせます。そして動かすのが楽しい理由の一つが、その接地の良さです。
足首が横方向に結構倒せて、接地面がしっかり確保できますので、このようなキャタピラ足でも色々な姿勢で安定させることができます。


このデザインで、膝立ちもできるメガトロン。凄すぎる。
太もものアーマーパーツが干渉するあたりまでなら足も挙げられますし、膝のキャタピラが二十関節のように動いてくれて、こんなデザインでも膝が曲がっていろいろポージングできます。


やはりあのキックを再現したいところですよね。
森での戦いが思い出されますね。


爪の表情付け、大きなキャノンの遠距離とブレードの近接、脚部も良く動きますし、かなりいろいろと迫力あるポージングが楽しめます。

ロボットモードサイズ比較


まずはやはり宿敵である司令官と。同じスタジオシリーズのボイジャークラスのオプティマスですが、これだけの身長差が。そう、このメガトロン(もちろんオプが小さめなのもありますが)結構大きいです。劇中設定でもメガトロンは巨大な体なので、このサイズは嬉しいですね。
今まではなんだかんだで、同じクラスなら同じくらいの慎重だった二人ですが、スタジオシリーズにてしっかりと劇中の体格差が再現されました。


「どちらかが残り、どちらかが倒れる。」
この再現度の素晴らしい2人をこうして良いスケールで並べられること自体が嬉しい。自分はブラックアウトを持っていませんが、いればグラインダーの代わりにして、スタスクと合わせて森林戦を再現して遊べますね。実写トイ史上最高の再現度になりそうです。


こちらは同じスタジオシリーズのスタースクリームと。スタスクもボイジャーにしては大きいのですが、それよりもさらに背の高いメガトロン。この2人も良いスケールです。お互い映画そっくりなプロポーションですし、どちらもこれまでのいろいろな歴史を詰めた集大成だと思います。


やはりこれだw
「ムシケラ一匹、まともに探し出すこともできんのか!」
「お許しください!メガトロン様!」
スタスクお仕置きシーンも驚異の再現度。あのヘタレシーンが目の前に蘇る!


近くにいたので、参考までに、左にはムービーザベストのショックウェーブ、右にはスタジオシリーズのブロウルを。
やっぱりメガトロンデカいですね。まさにボス、破壊大帝と言う存在感です。


素晴らしい両形態の再現度、圧倒感のあるサイズの存在感、可動面の良さ。各セクションが本当に素晴らしいと思います。
リベンジのメガトロンの決定版と言っていい出来だと思いますね。もともとエイリアンタンクと言うモチーフが好きかがけっこう好みの分かれるところだと思いますけど、メガトロンが好きならマスト、そうでなくてもかなりおススメのTFですね。

ということで、スタジオシリーズからボイジャークラスのリベンジメガトロンのレビューでした。
この技術で、1とダークサイドムーンのメガトロンも新規設計してみてほしいですね。1はそもそも氷パーツだのついてて似てないですし、3もメックテックとかありで、あれはあれでカッコいいですが、映画には似てませんからね。是非お願いします!

さて、今回は終わりです。またしばらくしたらでしょうけど、ウェーブ2のみんなも少しリぺしたいと思います。それでは、また~

コメント