メガトロン(スタジオシリーズ)SS-27 DOTM Megatron Trasformers Studio Series

どうもこんばんは。
バンブルビーの感想をアップしています。よければ。

で、トランスフォーマー熱も地味に再燃している中、スタジオシリーズの新作がリリースされていました。
今回はその中から、ディセプティコン破壊大帝メガトロンを紹介です。

メガトロン(スタジオシリーズ)SS-27 レビュー


トランスフォーマースタジオシリーズに、実写映画3作目「トランスフォーマー ダークサイドムーン」のメガトロンが登場。

この姿でのメガトロンのトイは、実は映画公開当時2011年のボイジャークラス以来初でして、実質2回目の立体化となります。

映画の資料や映像を元に、当時はできなかったリーダークラスでのリリースとなったメガトロン。私もこのメガトロンは結構好きで、今回スタジオシリーズで新規リーダークラスと聞いて楽しみにしていました。

では早速レビューへ行きましょう。

 ビークルモード:マックトラック M915 LHRT


まずはビークルモード。

マックトラックの魔改造車に変形します。映画では実はビークルモードで登場したのは、アフリカの砂漠で変形するシーンと、シカゴに到着するワンシーンのみ。

ただ、レッカーズ顔負けの改造車で、マッドマックス感が半端なかったので覚えている方も多いでしょう。

今回は再現度もかなりあげてきましたね。後部のキャブが長くて、全長が増えているビークルモード。各部にも改造されてつけられたトゲトゲなどがあります。


リアからも。

後部にもいろいろと機械的なモールドがあります。正直正確な姿が分からないのでなんとも言えませんが、ロボットのパーツ丸出しってことではなくて、比較的綺麗にまとまっていると思います。

今回はサンドグリーンの布と、それを巻き付け固定する鎖がついていて、後部に取り付けられます。鎖は軟質パーツなので破損の心配はありません。


ちなみに布を取り外すと、若干ロボットモードでのパーツが露出しますが、それほど問題なくとけこんでいます。

布が要らない方はとってしまってもいいかも。


フロントも以前のボイジャークラスとは違い、魔改造がそのまま再現され、鉄製の鋭いとげがありかなり攻撃的。ブラウンのグラデーションも噴きつけられていて、錆びついた感覚も再現されています。

とげとげは全て軟質パーツ。折れてしまったり刺さってケガをする心配もないです。さすが慈愛大帝。


今回のメガトロンは、全体にあの錆ている感じを再現するために、ブラウンのグラデーション塗装が色々なところに施されています。

個人的には地味な汚し塗装よりも、全体に面積の多いこちらの方が効果的に感じています。


今回のメガトロンには、劇中でも使用していたフュージョンカノンのライフルがついてきます。ビークルモードでは、車体下部に取り付けてしまっておくことができます。

ちなみに、今回のメガトロン、ビークルはすごく大きいのですけど、下から見るとかなり空洞が大きく、サイズの変化が面白いトランスフォーマーです。


後で紹介しますけれど、今回はメガトロンだけではなく、イゴールという小さなトランスフォーマーがおまけでついています。

イゴールをビークルモードではキャブのルーフに接続ピンでくっつけておけます。

サイズ比較:ビークルモード


まずは宿敵オプティマス・プライムと。
リーダーとボイジャーとなりましたので、ビークルモードでも差がかなり出ています。

まあ、実際にながいトレーラー付きのトラックになっているメガトロンですから、オプティマスとこのくらいの差が出るのは現実的。

実際この2人はビークルにてかなりいい感じのスケールになっています。


デラックスクラスのラチェットと比較。
さすがに差は歴然。こちらもかなりいい感じのスケールになっています。

今回のメガトロンは、やはり以前のDOTMボイジャーでは不満になっていたサイズがクリアされているので存在感も可っていいですよ。メガトロンはやはりリーダークラスが良いね。

イゴール


メガトロンのロボットモードの前に、まずはこのイゴールの紹介。

アフリカにて集合するシーンで、「メガトロン様!」といいながらちょこちょこ走っていたり、吹っ飛んだリンカーン像の頭部で遊んでいたあの小さいやつです。

まさかこいつが商品化するとはw

胴体と脚部、そして腕はそれぞれと、4つのパーツでできている小さなものですが、造形はかなり頑張っています。
歪んだ顔に手足が生えたようなデザインで、グリーンの塗装もあります。


背中側は塗装がオミットされています。
しかし造形はこちらもしっかり。


こいつは足が1セットになっていて前後に可動、両腕はボールジョイントで肩から動きます。小さな動きだけではありますが、表情付けは十分できるかと。

ロボットモード


ロボットモードへの変形は若干タイトな部分もありますが、どんどん収縮していく感じの足や反対に伸びてくる腕などおもしろいです。

全体のシルエット、雰囲気はしっかりと劇中のようになっています。

少し締まっているところもありますが、映画のようなマッシブ体型が再現されたのは嬉しいところ。


背面に関しては、背中に板がくっついているのが気になる人はいるかもしれません。

単純な板ではなく、背骨的なモールドがあって頑張っていますが。


頭部は基本は同じSSのリベンジメガトロンのものをベースに、戦闘で傷ついたものを再現しています。

右側は破損での突起ができていて、傷はレッドの塗装があります。

瞳がレッドに塗装されていたり、シルバーやガンメタル、グリーンがかったグレーの成形色など、意外に色分けは多いですね。

スカーフェイスが好きなのでDOTMメガトロンかなり好みです。


胸部なども当時品に比べてグッと厚みを増していて、映画のようなガタイの良さが出ています。

ビークルでも使用していたチェーンパーツは、ロボットでは劇中同様胴体に装着できます。

腕などの造形も映画を再現していて、ロボットモードでも各部にブラウンのグラデーションが施され、錆び付いた体を再現しています。


脚部。こちらにも多くのブラウンが噴かれています。

太ももあたりとかは映画に比べるとやや細くなってしまってはいますけど、足先のゴツさが全体のイメージをバルクアップさせています。

結構箱っぽい足にはなっていますが、実際にいじっているとあまり気になりません。

膝は劇中通りに鳥足になっていて、クリック関節なので保持的にもいい感じです。

足で残念なのは、足首の可動が無いことですね。一応擬似的にはつま先が回転して設置しているような見た目にはできますが、実際には大きな足で何とか設置して立たせるだけです。


右手は大きなクロウになっています。こちらは上下に可動します。腕全体はボールジョイントではありませんが、けっこう自由に動かすことができます。


左手は右に比べると少し細身の手で、こちらは二本の爪が独立して動かせます。ただ、動くのが上下なのでちょっと不自然かも。横に動いて手を開いたりできると良かったですが。


顔の傷や錆びついた体など、モンスタールックなので襲い掛かるポージングが結構似合います。
元々瞳がけっこう目立つ上に、右目はダメージのおかげで露出が多く、余計に真っ赤な目が際立ちます。


膝立ちはちょっと厳しい。
以外にも股関節部分が干渉してしまい、うまいこと動かない感じです。もう少しクリアランスがあるとよかったかな。


イゴールはとボットモードでは、メガトロンの背中に立たせることができます。ジョイントを使ってくっつけられるので安定しますよ。

付属武器:フュージョンカノンライフル


さて、ビークルではしまっていたフュージョンカノンのライフルを装備。

こちら5mmジョイントで、右手で持つことができます。残念ながら左手では持てません。映画でセンチネル撃ってた時は左手だったんですがね。

ライフルの造形は一体成型ですがかなり細やかで、シルバーの塗装とガンメタルの成形色がカッコいいです。


普段使わないときには、映画と同じように背中にマウントしておけます。


腕自体は結構自由に動くので銃の構えはなかなかいい感じ。
実は残念なのは、頭部可動です。頭部はボールジョイントなのですが、後頭部の造形が後ろにあるパーツとぶつかるので左右がそんなに向けないのです。真上を向かせるのはかなり出来るんですけどね。

ですので、ライフルを構えても、あまりその方向を向かせられないんです。


両手持ちも可能です。実際のところダークサイドームーンではメガトロンが戦うシーンは本当に最後だけなので、この姿での戦闘イメージがあまりないですね。

ボロボロではありますが、個人的にはすごく強い設定でいきたいものです。

布パーツ


さて、ダークサイドムーンのメガトロンといえば、こちらの幌パーツ。ボイジャー当時品では、軟質プラでついてきたあれが、今回は本当に布になりました。

いずれにしても、このメガトロン最大の特徴であり、ロボットが布をまとっているというのがとても印象的ですよね。

オリーブグリーンの布は、ボロボロになっている造形で、メガトロンの頭部に合わせて頭巾のように形づくられています。


布の中からのぞく顔がホラーテイストでクールです。


腕と手を動かせば、ちょっと布を調整しているような感じにもできます。
初めてアフリカで変形した時にも、最後に自分で布を引っ張って、頭部の傷を隠していましたしね。


この状態でもライフルを。

なんて言えばいいんでしょうかね。この世紀末感、怪物感。金属生命体のくせにやたら有機的なホラーが出てる独特な感じが好きです。

サイズ比較:ロボットモード


まずは宿敵であるオプティマス・プライム

オプティマスはボイジャークラス、対するメガトロンがリーダークラスなので、その大きさにははっきりと差が出ています。

映画の最終決戦ではそれほど差がなかったようにも思えますが、このくらいのフィジカル差が個人的には好み。あと、ビークル考えれば当然のスケールですよね。


同じスタジオシリーズにしてリーダークラスのブラックアウトと。
ブラックアウトは背丈ではメガトロンにかないません。横のボリュームはブラックアウトの方がありますかね。


最後は、ボイジャークラスのリベンジ版のメガトロンと。

リベンジメガ様はボイジャーの中でも群を抜いてデカかったので、今回のリーダークラスのメガトロンと同じくらいの背丈です。こうしてみると体型はだいぶ違いますね。

ただしっかり、同一人物なんだなと感じます。

おまけ


ボイジャースタスクと。リベンジメガとの比較でお分かりかもしれませんが、スタスクともいい感じのスケールです。

「ああ、なんとおいたわしい、メガトロン様。」
「黙れ、スタースクリーム。こんな傷なんでもないわ。」

あのおじいちゃん的なメガトロンが意外にかわいかったです。


「わが故郷サイバトロン星よ。ついに救われたか。」

地味に初代の酔っぱらいメガ様を再現したシーンが好き。


オプティマスとの最後の闘い。

「俺なしで貴様に何ができる?」
「それを教えてやる。」

実を言えばもうちょっと戦ってほしかったですよね。
まあオプティマスの戦闘はセンチネルでだいぶやったし、腕もなくて時間も厳しかったんでしょうけれど。


頭に斧たたきつけて、脊髄ごと引っこ抜く・・・マジで人間でやったらR指定確実だぞw

最後はあっけなかったんですが、小説では和解してメガトロンはディセプティコンを率いてサイバトロン星復興のため飛び立つらしく、そっちのエンドでも良かったのにと思う。


腕組もできるメガ様。

そんなわけで、今回はスタジオシリーズにダークサイドムーンからリーダークラスのメガトロンでした。

長らく待たれたDOTMリーダーメガトロン。当時品もあれはあれでかなり出来のいいものでしたが、ビークルもロボも劇中再現度の高い新規造形が単純にうれしいです。

ダークサイドムーンのメガトロン好きだという方はほんとにおススメ。幌と鎖、ライフルなど異質な存在感がありカッコいいですよ。

メガトロンが欲しいなという方は、正直リベンジのものでもこちらでも、どちらも良いものですので好きな方を。個人的にはこっちは魔改造とはいえしっかり車になるのも好きなところ。

今度MPMで初代メガトロンが出るみたいですけど、その技術を応用してできればスタジオシリーズでも1作目のメガトロンを出してほしいですね。

その外、このメガトロンと並べるためにDOTMのサウンドウェーブとか新規でほしいです。

いろいろ書きましたけど、今回はこの辺でおしまい。それではまた~

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