レゴ ジュラシック・ワールド インドラプトル、ロックウッド邸で大暴れ 75930 LEGO Jurassic World Indoraptor Rampage at Lockwood Estate

ニューヨークで昨年見逃したウィンド・リバーが今秋公開。で、気付くと7月も最終週になるという事。8月はMIとか楽しみなもの色々ですが、夏休みのことも考えないとなぁ。海外に行くならしっかり決めないと面倒なので、そろそろちゃんと考えようと思いながらTF弄ってます。
で、今回はレゴを買ってきたのです。映画観て購買意欲高まって帰りに買うとか、ホントマーケティングしやすい人間だと自分でも思います。

レゴ ジュラシック・ワールド インドラプトル、ロックウッド邸で大暴れ 75930


映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」から、劇中でも暴れまわったインドラプトルとその舞台となったロックウッド邸のセットがリリース。
ジュラシック・ワールドは1作目の時からレゴセットを出していたのですが、実は買ったことがありませんでした。レゴアドベンチャーシリーズで恐竜がでて、子どもの頃に買ってもらったのが最後ですね。そういう意味ではレゴの恐竜を本当に久しぶりに買いまして、色々懐かしさと新鮮さを感じます。

セットはロックウッド邸のビルドがメインで、そこにインドラプトルとブルー、さらにオーウェン、クレア、メイジー、ミルズとグンナー、そして傭兵のケンのミニフィグが付いてきます。
大型セットですがシールは少なく、組み立ても基本はシンプルです。ピースが多いので時間はかなりかかりましたけども。

ミニフィグ紹介


まずは左からクレア・ディアリング、メイジー・ロックウッド、オーウェン・グレイディです。

クレア・ディアリング

こちらはブライス・ダラス・ハワードのキャラクターで、ほかのセットと同じもののようです。探検隊のような服装がプリントされています。表情はなにか得意げな感じ。

メイジー・ロックウッド

子どもなので短いレッグタイプですね。映画での服装をしっかり再現したプリント。顔や髪の毛パーツはそんなに珍しくはないかな。

オーウェン・グレイディ

クリス・プラット演じるワールドシリーズの主役キャラ。顔がすごく良い感じです。クリプラらしいちょっと皮肉交じりのコミカルな顔で、もみあげのプリントもしっかり。これは普通にスター・ロードとしても使えますね。全身に細かいプリントがされています。
クレアもそうですが、どちらかと言えば炎の王国序盤の服装で、屋敷での姿ではないですね。


背面を。

クレア・ディアリング

クレアには二つ目の顔としてちょっと引いてるような顔が。

メイジー・ロックウッド

メイジーは先ほどと合わせて、にっこりと怖がっている顔になっています。後ろにはフードの部分もプリントされています。ちょっと言うと、メイジーはこの服装でインドラプトルから逃げ回るときは、髪を束ねていたので、髪パーツがちょっと違う気も。まあそれは自分で付け替えればいいですけども。

オーウェン・グレイディ

背面にも服のプリント。で、もう一つの顔はしかめっ面です。でも、なんだかクリプラなのでふざけている感じもwあれですかね。スターロードのいうシリアス顔ってやつでしょうか。


こちらは悪役チームから。
左からグンナー・エヴァーソル、イーライ・ミルズ、そしてケン・ウィートリーです。

グンナー・エヴァーソル

彼はこのセットの中で最も気に入ったミニフィグです。限定フィグなのでこのセットでしたゲットできないこともありますが、このトビー・ジョーンズの再現度ですよ。
俳優の特徴をかなりしっかりというか完璧にとらえた顔ですね。髪の毛もあってますし、スーツのプリントもすごく良い。彼にはオークションで使うような木槌が付いています。
こんなに俳優がしっかり反映されたフィグは、ベン・メンデルソンのクレニック長官以来かも?

イーライ・ミルズ

そしてこっちはこのセット一番のガッカリフィグです。使いまわしパーツでできているのですよ。
髪の毛もそうですけど、顔がまずレイフ・スポールに似せる気もない。これはかなり使いまわされたフェイスですし、スーツも限定ってわけじゃない。映画だとそもそもネイビースーツにライトブルーのシャツですし、結構テキトーなミニフィグで残念です。

ケン・ウィートリー

ザ・悪い軍人なおっさん。しわの感じの顔のプリントとか服装とか良くできています。麻酔銃もついていますし、再現度に満足ですね。これは良い。


背面の方も。

グンナー・エヴァーソル

もう一つの不満そうな顔も、トビー・ジョーンズらしくていい。スーツのプリントもしっかりしていますし、やはりこのミニフィグ素晴らしい。

イーライ・ミルズ

顔はまさかの一種類・・・まあスーツは普通に良い。

ケン・ウィートリー

おっさんは背中にも装備がプリントされています。彼も顔は一種類ですね。サングラスかけている顔もあったら良かったなあ。

恐竜紹介

ブルー


オーウェンの育てたヴェロキラプトルのブルーです。1作目の時にもリリースされたようですけども、それよりもより劇中に近いカラーとプリントになったようです。
サンドグリーンのボディに、マッドカラー、全身にはあの特徴的な模様のプリントが。ブルーと呼ばれる理由の青いラインもしっかりありますし、素晴らしい出来ですね。


首の回転に口の開閉、手足はそれぞれ振ることができます。色々な表情を付けて遊ぶことができるいい恐竜フィグです。

インドラプトル


このセットの、そして炎の王国のメインともいえる恐竜、インドラプトルです。
ボディはブルーよりも大きく、しっぽも長いです。また腕は映画通りに大き目です。
劇中通りの黒いボディに、オリーブグリーンにオレンジ斑点のラインが入っています。映画だとゴールドにも見えましたが実際はどうなんでしょうね。眼は赤になっているので、黒い体に加えて邪悪な感じが出ていますね。


腕の上下可動に、手が回転し、足もそれぞれ動かせます。しっぽは回転ですね。
そして頭部は口の開閉に加えて、左右に回転と上下にもクリックで動かすことができます。
かなりいろいろな表情を付けて遊べますね。


インドラプトル目当てだったので、良い出来で満足です。うん、普通の恐竜じゃなくて、恐竜モチーフのなにかモンスター感があってステキ。

ベイビーダイノ


おまけですが、ちいさな恐竜フィグもひとつついています。ベビーティラノかな?かわいいですね。

ロックウッド邸


メインビルドのロックウッド邸。まずは外観から。
古い洋館ということで、映画での雰囲気としては良いです。しかし、個人的にはかなりシンプルと言うかプレーンに感じます。と言うのも、結構高さのあるパーツが使われていて、ブロックのくみ上げも少なく色変えやディテールが少ないのです。もう少し凸凹とか側面貼りのタイルパーツとかあれば良かったですかね。ストレンジの館とかと比べると、ちょっと情報量不足に見えたり。


外観側のディテールを紹介していきます。まず正面玄関は両開きになっています。ちょっと段差があったり、パールゴールドのスタッドパーツがついていたりと高級感が出ていますね。


また3階部分のバルコニーも、ブラックのドアがついていますし、バルコニーにはミニフィグ2体くらいを置けます。
映画ではインドラプトルがここから入ってきたわけですが、さすがにそのままでは再現は出来ないですね。


そして、ロックウッド邸にもブレイクギミックがあります。全窓が内側から外に押し出すことで外れます。
実際これのせいで各窓とか外観が同じデザインになってしまっているのですけども。


まあこうしてインドラプトルの顔を突き出して、建物の縁にミニフィグを立たせれば、映画通りの逃走劇を再現して遊べるんですけどね。

ビルド:トリケラトプスの頭蓋骨


ロックウッド邸の内部に入る前に、独立したビルドを紹介です。こちらのトリケラトプスの頭蓋骨は、角の部分だけ特殊パーツですが、あとは普通のパーツで組み立てられたもので、このセットのなかでも特に素晴らしいものです。
ホワイトにところどころサンドカラーが使われていて、ちょっとつぎはぎな感じも出てますね。


後ろから見ても破綻のない作りが見事。
パーツをなんとか集めることができれば、自分でも組み立てられますし、なにしろ立体造形をする上での参考になるものです。

ロックウッド邸内装


それではロックウッド邸の中へ。
裏側にいろいろな部屋が用意されていて、各小物があるという感じですね。

1階


1階入ってすぐのところは、映画での広間が再現されていまして、あのガラス張りのショーケースがあります。各紀ごとの展示ですね。こちらはディメトロドン?だったかな。このひれで体温調節してるんだったと思います。恐竜より少し前の大きなトカゲてきな奴だと記憶しています。久しぶりに見ましたw
大きな壁パーツにシールを貼り、まえにクリアパーツをはめ込んでいます。小さいですが、結構再現度高くて、博物館を造る際などに使えますね。


反対側にも同様のものがあり、こちらは小さな恐竜がいるシールになっています。個人的には、このガラス部分も好きですが、その上の照明パーツが好きです。


サイドについている部分の1階にはなんらかのオブジェ的なものが。高級なツボとかかも?まあインテリアってだけですね。

2階


2階には主に研究施設があります。映画だと地下でしたけどもね。
左にはDNAサンプルの研究設備のようなものがあり、ベイビーティラノを置けるスペースも。ここで新種の開発をしているのでしょうかね。
ダイヤモンドパーツを逆さにすることで、フラスコとかに見えるのがナイスアイディア。

しかし、実は2階部分、というかこのセットの内装全体に言えるんですが、狭いです。というか建物が薄くて、ミニフィグを置くスペースがほぼありません。壁か手前を向かせておくしかできないのです。ここは残念でした。


真ん中には卵とキバの保管場所があります。卵は普通のダークグレーのボックスですが、タンカラーの牙はクリアパーツに入れてあり、左右から蓋をしてあります。これは劇中でも登場した、インドミナス・レックスの牙ですね。海中から回収したあの容器を再現しているのですね。これもいい小物です。


右側には顕微鏡とモニターです。
顕微鏡のビルドも良い感じですね。またモニターですが、Cジョイントに窓のパーツがハメられるとは思っていませんでしたから、いい驚きがありました。モニターにはDNA構造を示す図と、インドラプトルの影が映っています。

3階


3階は居住スペースになっていますが、左側はなんでしょうね。一応事務所とかですかね。傘たてに地図の置かれた机、そしてランプです。
ランプはカーブしたアームを、ブラックのソーセージパーツで作っていて、これも参考になります。地図が広げられているので、ここはクレアがミルズと話していたところってことでしょうか。


真ん中は正面でも紹介したバルコニーへのドアがあるので、右側へ。
ここはメイジーのベッドがあります。


このベッドは持ち上げることができて、下にミニフィグを隠す事ができます。
インドラプトルからのかくれんぼ用ですね。ベッドの下に隠れるという人間の伝統芸がレゴでもみれるとは。


さすがにインドラプトルは大きいですが、手のパーツだけでもこうして伸ばしてみると、映画のシーンが再現できますね。

屋上


屋上はワインレッドで、真ん中には天窓になっているガラスパーツがあります。映画でも最後はこの場所でインドラプトルと対峙するので、重要な場所になっています。


映画を観た人なら分かりますが、窓部分がサイドの黄色の棒を引くことで傾きます。上に乗ったものを下まで落とせるというわけです。


さて、こういう建物ビルドにはよくある、組み換え遊びがこのロックウッド邸もできます。
茶色の展示部分をくっつけたり、サイドのビルドも並べたりできます。しかしそこまで角度とかは変えられないので、遊びの幅はそこそこでしょうか。

いろいろあそんでみた


インドラプトルは手が使えるのが素晴らしいですね。あとかなり立たせるというのもいい。
悪いやつらをみんな食べてしまえ!


メイジーに襲い掛かるインドラプトルを庇うオーウェン。
そこにブルーがやってきてインドラプトルと激しいバトルを始めます。


体も戦闘能力もインドラプトルの方が優勢ですが、ブルーもかなり頑張っていましたね。


最後は天窓からの落下再現。トリケラトプスの角の骨は、前にインドラプトルがつかみながらオーウェンたちの匂いを頼りに探すシーンで印象付けられていたり、まあ串刺しエンドは見えていましたね。


月明かりをバックに、魔獣が闇に吠える。
ゴシックホラーテイストがよく合う、まるで吸血鬼映画のような怖さがあるインドラプトル。

ロックウッド邸は内装は素晴らしいです。ちょっとススペース不足ですが。外観としても、もう少しディテールが合ったり、あと各部で窓がすこし変わっていたりしても良いかな。ちょっとシンプルと言うかね。
ミニフィグはミルズが手抜きなのですが、それ以外はどれも良いです。とくにトビー・ジョーンズが最高w で、恐竜フィグはブルーもインドラプトルもディテールと遊びやすさと素晴らしいです。インドラプトルはセットと映画と両方の目玉として十分満足できます。
お家としてとか、博物館を作るとか、それこそドラキュラ伯爵の館にしても良いでしょう。いろいろ応用がきくセットでもあるので、おススメですね。こういうシックなお家と恐竜と言う組み合わせ自体がユニークなセットでした。

今回はこの辺でレビューおしまいです。それでは。

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