MARVEL S.H. Figuarts サノス(アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー) Thanos Avengers:Infinity War

寒い。急に冷え込みすぎですよw
映画ソフトもどんどん出るし、公開作品も多いし、原作小説読まなきゃだし・・・
色々ある中で、フィギュアーツの発売もあるのです。今回は、フィギュアーツシリーズに登場した紫宇宙ゴリラさんをレビューです。

S.H. フィギュアーツ サノス (アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー)

MARVEL S.H. Figuarts Thanos Avengers: Infinity War


S.H.フィギュアーツシリーズに、「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」のスーパーヴィランであるサノスが登場。最強最悪の敵であるサノスが待望のフィギュアーつという事ですが、先にスター・ロードやアイアン・スパイダーマン、そしてキャップにドクター・ストレンジもリリースされていました。サノスは目玉として少し溜めたって感じですかね。

映画を観た今であれば、サノスこそが主人公であったわけですから、立体化は嬉しいですね。
彼を軸に色々インフィニティ・ウォーのアーツを集めても良いかな?
今回のレビューは映画での事に結構言及しますので、フィギュアの出来だけ見たい方はお気を付けください。

箱と本体(正面)


インフィニティ・ウォー仕様の箱に、カラーはブルーでのリリース。そして何より、今回のサノスはその身長差を再現するためにかなり大柄になっているので、箱も大きいです。店頭で持った時のズッシリ感もすごかったw
正面にはガントレットを構え笑みを見せるサノスのアートです。

本体はガタイが良く、全身がふとましいサノスをよく再現しています。存在感もナイス。
各部の意匠も、塗装も細やかに施されていますね。

箱と本体(裏側)


箱の裏側には各種の付属パーツやポージング例があります。

サノスは背中側から見ても良い感じです。腕の筋肉ヤバいですなw
お尻あたりに垂れている布パーツは軟質パーツです。各部に繊維質のモールドや、ゴールド塗装もありますね。

付属品一覧


サノスについてくるのは、各表情づけパーツです。彼には武器はありません。まあ固定で左腕にインフィニティ・ガントレットを付けているのでそれが武器かもしれませんけど、なにか持たせるものは無いです。

しかし、今回のサノスの一番の魅力は、表情づけが豊富にできることです。頭部は豪華に3つもあり、ガントレットの手は3種、そして右手は4種あります。それぞれを自由に組み合わせて色々なポージングができそうです。

サイズ比較:アイアンマン マーク50と


同時に発売されたアイアンマンマーク50も買ってきたので、そちらと並べて。
この身長差ですよ、良いですね。サノスがかなりデカい。そしてふとましい。これまでのアーツと並べても違和感のないボスっぷりでしょう。

バストアップ(表情1)


バストアップを兼ねて、表情の紹介も。こちらは通常顔です。口を閉じてすました様子ですが、実はこの顔パーツが一番好きです。ある意味もっとも表情豊かですからね。
デジタル彩色にしわまで細かく再現された頭部になっていて、かなり良い出来です。ジョシュ・ブローリンの印象もどことなく醸し出しています。

服はもともとそんなに複雑じゃないと思っていましたけど、色数こそ少ないもののメッシュのような繊維模様などもあり、意外に凝ったものです。またサノスの皮膚にある模様もモールドで再現されています。

表情パーツ2(笑み)


頭部をまるっと付け替えて、今度は不敵な笑みを浮かべた顔があります。
劇中でもスター・ロードに対してだったり、ふと口角を上げる瞬間がありましたので、これも重要な表情ですね。

表情パーツ3(怒り)


そして3つ目の表情が、歯を食いしばった怒りの表情です。
こちらは目つきも鋭く、眉間のしわや歯など非常に細かいモールド、塗装になっていて、すさまじい迫力です。これはいい。

インフィニティ・ガントレット


サノスと言えば、インフィニティ・ガントレット。
ボディのゴールドとはまた違って、少し黄色の強いゴールドで塗装されています。造形も細やかで、インフィニティ・ストーンもそれぞれクリアパーツで再現されています。ストーンはすべてそろった状態。
パッと見は分かりにくいですが、それぞれちゃんと、パープルやブルー、レッドと色が分かれています。親指の方のタイム・ストーン(グリーン)が分かりにくかったのですが、光に透かしたらちゃんとグリーンでした。

アクション


今回のサノス、大きなアクションを差せるという点では、すこし物足りない部分もあるかもしれません。腕回りはけっこう自由ではありますが、見た目を重視したからか、二の腕には横ロールがありません。また胴の部分もそこまで大きくは反ったりひねったりはできません。
まあ不自由ってほどではないですけどもね。


サノスは大きな格闘ポーズよりも、頭部と手を付け替えて色々な表情を付けていくのが楽しいです。
笑みは予告でのシーンっぽくもできます。


付属のハンドパーツには、あの指パッチンも。スナップを聞かせて、ストレンジに彼の目的を説明するシーンの再現ができますね。

「インフィニティ・ストーンがすべてそろえば、虐殺の必要もなくなる。
ただ指を鳴らすだけで全ての生命の半分を消せ、それで宇宙はバランスを取り戻す。
苦しませずにできる、それを慈悲と呼ばす何と呼ぶ?」

"With all the Infinity stones, just a snap of finger, i'll be done.
Nobody even feel the pain. I call that Mercy."


また、あくまで見立てにはなりますけども、回収したストーンをガントレトに納めるシーンっぽくもできます。


サタデー・ナイト・フィーバーもできます。
スター・ロードの作戦通りに、全宇宙の運命をかけたダンスバトルが始まる・・・!


怒った顔はやはりタイタンでの戦闘シーンで、アベンジャーズの健闘にいらだつ感じが出せますね。爆撃を喰らって、その炎をスペースストーンに吸収、アイアンマンに向かって放出していました。


怒った顔は、その食いしばった歯が特徴で、苦しんでいるような感じにも見えますので、四肢を拘束されされにマンティによりマインドコントロールを受けているようなシーンっぽくも。


そしてやはり月を投げるあのシーン。
あそこはスケールの大きさにびっくりでしたね。そりゃ誰だって、月投げつけられたら怒ります。


あとは開いている手を使って、ワカンダの森の中、スカーレット・ウィッチのエネルギー放射に耐えつつじりじりとヴィジョンに近づく場面の再現も。


迫力のあるシーンの再現も良いですが、サノスのドラマ性ある部分が好きなので、繊細なシーンも再現したいです。
ヴォーミアでガモーラを犠牲にソウルストーンを手に入れるシーンは、通常顔と力の入ったハンドパーツでなんとなく。
大義のために最愛の娘すら犠牲にして手に入れたあの石は、どれだけ重かったのでしょう。色々な感情が読み取れるからこそ、通常の顔がすごくいいですよ。


ガモーラを投げ入れた直後のように。
実は通常顔で、手と姿勢を少し変えるだけでいろいろな感情が出てきます。
ただうつむかせて、開いたハンドパーツをつけるだけで、なにか寂しく哀しい感じがでるんですよね。

「愛しいガモーラよ。」
"I'm sorry, my Gamora."


見た目の出来の良さも素晴らしいのですが、解釈がふかくておもしろいフィギュアでした。
デジタル彩色や造形の出来が素晴らしいからでしょうね。とにかくいろいろな表情で、立体物から感情が見て取れます。
すました顔は決意か、憂いか。笑みのパーツも、少し上を向かせてハンドパーツを変えるだけで、何か安堵したような優しい雰囲気だって出せますよ。

インフィニティ・ウォーのサノスが非常に繊細な感情をみせていますから、おなじような多面性をもったこちらのアーツ、とてもおススメです。そのうち、アイアンマンとのバトルとかも紹介したいと思います。

今回はこのくらいで。メインキャラとして欠かせないサノス、是非ゲットしてほしいです。それでは~

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