ドラゴンストーム (最後の騎士王) Dragonstrom (The Last Knight)

どうも。東京国際映画祭も終わり、さっそくの土曜日は、雷神にアンドロイドにトラウマピエロを観てきましたです。
いやあ良い映画ばかりだ。それでもまだ、ホラー版招かれざる客、ダメダメアン・ハサウェイに最近汚れていると輝くロバート・パティンソンの映画など見れていませんが。

まあ少しのんびり・・・できてない。ちょっと休みも仕事関連なことをしなくちゃいけないのです。

さて、今回は少し遊んでからのレビュー。トランスフォーマーからのリリースがあったのです。

トランスフォーマー最後の騎士王 TLK-30 リーダークラス ドラゴンストーム

Transformers The Last Knight Leader Class Dragonstorm


「トランスフォーマー 最後の騎士王」(2017)のメインビジュアルにも登場し、本編でも大きな存在感を見せたドラゴンストーム。
太古のサイバトロンの騎士たちがマーリンの懇願によって人類に力を貸す際に、合体したトランスフォーマー。12人の騎士たちが一つとなって、3つ首のドラゴンへと変形しましたね。

今回はTLKシリーズにて、リリースされたのですが、そのトランスフォーマーとしての特徴上、クラスは曖昧ですかね。一応、箱の大きさ的にはリーダークラスという事になるでしょう。

あ、今回のレビューはトイの特徴もあってちょっと長めになります。

ビーストモード:ドラゴン



映画にも登場の三つ首のドラゴン。本編では全身シルバーでしたが、各部色分けが塗装や成形色でされています。しかし、ダイノボットたちなどに比べると、トイオリジナルのカラーリングなどはかなり抑えられていて、何か古い時代のものであるような、グレーや青銅色、タンなどトーンの落ち着いた色合いになっています。

バランスはある程度は劇中通りですが、映画に比べると翼は小さめになっています。まあ劇中通りだと相当大きくなりますからね。


後ろから。
こうしてみると、結構尻尾が上がっている、前傾姿勢です。少し下半身にあたる部分が太めですが、おおむね劇中通りの感じですね。尻尾の先の部分は軟質パーツになっております。


で、スティールベインの時も感じましたが、今回の騎士ってモールドが観ていて面白いですよね。
このドラゴンストームは、映画でも繊維が折り重なっているようなデザインでしたが、細やかな線状のモールドがびっしりと入っていて、さらにシルバーのウェザリングなどもあって、素晴らしいです。
情報量は実写TFのそれであり、しかし機械的と言うよりも有機的なデザイン。
ここが個人的には今回のシリーズの騎士TFの好きなところです。


ドラゴンストームにはロボットモード時に使う武器がついています。それらはロボットモード紹介時に説明しますが、とりあえず、ビーストモードでも羽と背中にマウント可能になっています。
ちょっと目立ってしまいますが、無くしたくない場合には収納しておけますし、余剰にならないのは良いことです。


ドラゴンストーム最大のポイントである、三つ首。
それぞれ頭部は軟質パーツになっていますが、細かい牙など造形を一切甘くせずに再現していてすごくかっこいいです。また、トイオリジナルでたされているこのオレンジもけっこう気に入りました。

首はそれぞれ付け根がボールジョイント、またロール軸に折り曲げる可動ポイントもあり、口もしっかり開閉できます。
それぞれをいろいろと動かして、様々な表情で遊べますよ。


三つ首のドラゴンというロマン。
これだけで購入理由になっています。
頭部の表情付けが楽しくて仕方ない。


尻尾自体は先端部が上下に動く程度で、あまり大きく動かせないですね。
しかし、脚部の可動を使えば、後ろ足で立たせるようなこともできます。
リーダークラスというガタイもあり、また普通のTF解違って生物なので迫力も倍増。翼を広げられるのも良いですね。


同じく架空の生物、ワイバーンをモチーフにしているデラックスクラスのスティールベインと並べてみました。
やはりドラゴンストームは大きいですが、リーダークラス相当とデラックスクラスという対比で見ると、スティールベインのボリュームも目立ちます。
タイプの違う神話生物が実写TFでリリースされて良いですね。今後も騎士が映画に出てくれば、こういったタイプが増えるかな?

それではロボットモードを見ていきましょう。
と、その前に、このドラゴンストーム最大の特徴をご紹介。ドラゴンストームは大きなドラゴンが、2体の騎士に分裂し変形します。
まあ正しくは、2体の騎士が合体変形して、1体のドラゴンになるということですかね。

ストームレイン


まずはストームレインから。
スッキリとした騎士のトランスフォーマー。やはり各部に鎧の意匠があり、現代の乗り物からトランスフォームするTFとは全く異なるテイストです。
ブラック、ライトグレー、そこに汚れのようなタン、そして青銅色。カラーリングはスティールベインと似ていますね。騎士たちは共通のカラーリングということでしょうか。
また、造形も左右非対称、アシンメトリーとなっています。


背中側。
こっちは変形のしわ寄せがかなり来ている印象です。背中には大きな肉抜きがきていますが、個人的にはそこまで気になりません。またその真ん中にはジョイント穴があり、武器をマウントできます。
そして後ろからだと見やすいですが、ストームレインは左腕にドラゴンストームの頭部があります。


バストアップ。
まさに甲冑。T字のスリットのようなデザインの兜に、胸周りや肩当てなど、トランスフォーマーの機械感はありませんが、これはこれでカッコいい騎士の意匠がディテール細やかに入っています。
このストームレインにも、青銅色のメタリックカラーが胸の下あたりに使われていて、その他タンでの泥汚れのようなウェザリング塗装も各所に施されています。

すごく見にくいですが、頭部の目の部分には赤で塗装がされています。
光に良く当ててのぞかないと分からないくらいのものですけどねw


ストームレインの武器は棍棒。取り回しの良さそうなサイズで、作りはシンプルです。
こうして腕とかをみてみても、モールドが細かいです。単に騎士の鎧模様だけでなく、やはりドラゴンストーム時の金属繊維のような模様が各所にみられます。


可動に関してはある程度動きますが、アシンメトリーでの制限もあります。
特に頭部は、そのデザインから、左を向くことがほとんどできません。ただ、右は変形の都合でしっかり向くことができます。
また、変形機構のおかげで腰を回転させることもできます。


私としては、右手の変形機構を利用して、こんな風に武器を突きつけるポージングができるのが、ストームレイン最大の利点かと。
これなら、劇中での騎士たちのような剣を合わせる動きも楽にできます。

ドラゴニカス



次はドラゴニカス。
ストームレインに比べ、ふとましくガッチリしたタイプの騎士にトランスフォームします。
ボリュームとしても、ドラゴンの頭部二つに手足、そして翼がドラゴニカスの体にあるので、かなりどっしりしています。

こちらも基本色は同じで、より多く青銅色が出ています。


背中には翼を折りたたんでありますが、これもマントのように見えてカッコいいですね。
二本の剣も、ドラゴンストーム形態と同じ位置でマウントしておけます。

この2体は基本的にドラゴン時のパーツをうまく隠していますが、ドラゴニカスは後ろ足がそのままかかとになっているのが少し残念。まああくまで後ろですし、おかげで安定性は抜群ですが。


バストアップ。
こちらもしっかり騎士の姿。各部の鎧、そのディテールがカッコいいです。
頭部はメットに口元まで覆うかなりの重装備。これは劇中でケイドにタリスマンを託した、あの騎士にそっくりですね。ドラゴニカスはバイザーっぽい目になっていますが、グリーンで瞳を付けたらおそらくそっくりかな。
各部にタンでウェザリング汚し塗装があります。


ドラゴニカスの可動は、そこそこです。安定感があり、ボールジョイントの首の可動も良く動いてくれます。


武器の二刀流もカッコよく決まります。しかしこんなガッチリ重装備型のトランスフォーマーなのに、割りと小ぶりの剣二本が得物っていうのも意外です。
大型のハンマーとか、なんなら盾とかで戦いそうなイメージ。


首がかなり上を向けることや、ドラゴンストーム時の翼がそのまま生かせることもあり、飛行形態にして遊ぶこともできます。
あと、地味なところですが、翼の付け根、両肩の部分。ここには何か銃口のようなモールドがあり、シルバーで塗装されていて、火器も積んでいる感じになっています。


それでは、最後の騎士王シリーズのトランスフォーマーたちと色々並べてみましょう。
まずは同じく騎士の意匠をもった、ボイジャークラスのオプティマス・プライムから。
オプティマスはボイジャークラスですが、まあ今回のストームレイン、ドラゴニカスもボイジャークラスと言っていい大きさになっています。ややオプティマスよりは背が低いですけどね。
映画では杖を守る騎士にボコられてましたから、ボイジャーサイズの騎士がいると再現ができますね。

ちなみに、オプティマスが持っている大きな斧は、ドラゴンストームを買ったらもらえた、ブロンズエナジーアックスです。キャンペーンものは基本景品感があって派手なんですが、このブロンズは柄がガンメタで、刃の部分も熱源のようで結構いい感じにマッチします。リーダー用なので、ボイジャーオプにはやや大きめではありますが。


次も騎士の姿である、ボイジャークラスのメガトロンと比較。
やはりメガ様の騎士のテイストは、オプやサイバトロンの騎士と違って、鋭利でトゲがある、悪役なデザインですね。
中世の騎士たちがモチーフでも、しっかり差別化されています。

大きさはやはりメガ様が大きいです。しかし良いスケール。


最後はお仲間、同じくサイバトロンの騎士であるスティールベイン
劇中での騎士たちは大体が同じくらいの大きさで、あまり身長差はありませんでした。それでも、こうして共通テーマのトランスフォーマーを並べるのは、ダイノボットの時同様良いものです。

願わくばもう少し数がリリースされていると・・・現状はゾンビっぽいスカリトロン(それもスティールベインのリデコですが)入れても4体ですからね。ちょっと寂しい。
今後の映画に騎士が出るか怪しいですが、是非増やしてほしいです。


そんなわけで、トランスフォーマー最後の騎士王シリーズより、TLK-30 ドラゴンストームでした。
ドラゴンストームはやはりロマンあふれてカッコよく、そのサイズでの迫力と満足感があります。さらに分裂して2体の騎士になるというユニークさ、それぞれ個性あるストームレインとドラゴニカスと、普通のリーダークラスのTFとはまた違った魅力がありますね。
最後の騎士王の代表的なTFですし、出来や遊びの幅含めてかなりおススメです。


最後はおまけ。
竜騎士オプティマス!

それでは、また~

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