スティールべイン (最後の騎士王) Steelbane (The Last Knight) Deluxe

TIFF30th、東京国際映画祭のチケット販売が開始しましたね。なんかまた繋がらない状態ではありましたが、一時間くらいしたらサクサク動き、途中で止まったりエラーもなくすんなりチケットが取れました。現在9本。まと2本時間が合って観たいものがありますが、どうでしょう。
明日は解禁と同時に参加できないんですよね。
映画祭はその通り祭りですから、今から楽しみになってきました。

今回はTFレビュー。初めの方でリリースされたものから今更ながらの紹介です。

トランスフォーマー最後の騎士王 TLK-11 デラックスクラス スティールベイン

Transformers The Last Knight tlk-11 Deluxe class Steelbane


「トランスフォーマー最後の騎士王」にはそのタイトル通り、騎士の意匠を持つトランスフォーマーたちが多く登場しました。その中のラインナップでリリースされた、こちらのスティールベイン。劇中未登場?というか、それっぽいTFはいましたが、変形モード含めてトイオリジナルなキャラと言っても良いかもしれません。

始めは特殊な変形モチーフであったので優先度低めだったのですが、見た目のカッコよさから余裕が出たら買おうと思っていたやつです。ニトロが買えなかったから予算が浮いたわけではございません。


ビーストモード:ドラゴン/ワイバーン



スティールベインは架空の生命体、ドラゴン/ワイバーンに変形。ドラゴンっぽいですけど、前腕に翼がついているので、ワイバーンと言う方が適切かと思いますね。
全体にグレー、またマッドブラウン?そして差し色のようにブルーグリーンが各所にあるカラーリングです。
全体に良くできていて、非常にかっこいいです。


後ろ側。しっぽの先までしっかり。
背中にはロボットモードで使う剣をマウントしておけます。


顔のアップ。頭部はメタリックブルーグリーン塗装に目はレッド、そして開閉する口の中には小さな舌があり、そちらもレッドの塗装がされています。
角もあり西洋のワイバーンらしい正統派なデザインです。


ワイバーンモードでの可動は、なかなか優秀です。
ビーストタイプは、ダイノボットもそうでしたが、その体形や再現のために可動は苦手なことが多いです。そもそもTFは動くフィギュアから車にするのがメインで、変形後にもそのモチーフで動かして遊べるというのがかなりレベルの高いものなんですよね。

その点、スティールベインはワイバーンの可動フィギュアとしてもけっこう遊べるのは素晴らしいことです。前も後ろも足が動き、翼も可動できます。
また首や頭部には可動か所が多くあり、表情づけは得意です。


尻尾を加えて、後ろ足で経たせることもできます。肩部分で前腕が稼働できるので、翼を広げてダイナミックなポージングができます。


そのまま足と首をのばせば飛行状態でも遊べますね。スタンドなどを使って飛行状態で飾るのも迫力があって良さそうです。


ちょっとしたことですが、変形の都合で角はかなり立たせる、または寝かせることができます。
角と言うよりも、耳みたいに見ると、たおすことで怯えていたりしょんぼりしたような表情にもできます。これはこれでかわいさがあります。


首の可動が優秀なので、振り向きポーズも楽々かつ自然に決まります。

全体にビーストモードの可動は優秀で、いろいろなポージングが楽しめます・・・自分で少し手を加えれば。
ええ、実はこのスティールベイン、問題がありまして。これは既に各所で言われていることですが、たくさん使われているボールジョイントがことごとく緩い。ほとんど渋みがないと言ってよく、クタクタで立たせるのすら不安定なんです。
私は瞬間接着剤をボールジョイントに塗って太らせ、渋みを増すことでなんとかしました。これは関節の調節だけは必須かと思います。


さて、ビーストモード最後はちょっとした比較。
同じデラックスクラスのホットロッドと。車とワイバーンではまあ比較する意味も分かりませんが、ご覧の通り、デラックスクラスにしては大きいです。細長いと言えばそうですが、全長が長く翼もあるからかかなりボリュームがあるように見えます。


ロボットモード



ロボットモードは騎士の甲冑のような意匠が強く出ています。ロストエイジからのオプティマスやダイノボットたちよりもさらに西洋の騎士正統派な感じ。
プロポーションも良く、ここにきてまたシルバーやメタリックブルーグリーンも増えて見えます。

ちなみに、このスティールベインは変形が面白いですよ。ビーストタイプにありがちな、たたせて少し変形とかではなく、かなり大胆なパーツ移動をします。


背中側。こちらには翼がまとめられる形に。
このウイングを色々するのが楽しかったり。背負ってはいますけど、そこまで重くはないので、倒れてしまって立たないとかはないです。(ただし関節の調整・・・・)


バストアップ。
細やかなモールド、実写らしい情報量の多さです。しかし、機械的なモールドではなく、まさに甲冑の装飾のような感じです。ここは他のTFと大きく違う特徴ですね。
メタリックブルーグリーンの塗装もありますが、もう一つ特徴的なのは、汚れや古い感じを再現した、ウェザリング塗装です。タンで塗られていて、泥が付いたような感じは人を選ぶかもしれません。

また、頭部は騎士の兜のようで、顔自体はかなりシンプルではあります。


可動面に関して。
こちらかなり優秀な部類。かなり深く曲がるひじ、デラックスクラスにしては珍しい手首の回転可動、ボールジョイントの肩に干渉をある程度逃がせる可動式の肩アーマー。
頭部もボールジョイントで左右だけでなく十分に上下を向けます。
また、背中のウイングをいろいろと動かせば、翼の生えた感じにもできます。


キックポーズもできます。足首は範囲は狭いですが、一応ボールジョイントで接地を助けてくれます。


付属武器の剣。
しかしオプティマスやメガトロンのものに比べると、模様のようなデザインがありさらに刃の部分までギザギザ。これは斬れるのか?


膝は90度くらいの可動ですが、股間周りの干渉がないので、立ち膝は楽々、手首の回転可動などもあって、剣をいろいろな持ち方、構えにすることができます。


この剣は太ももにある溝にくっつけておけるようになっています。左右両方にありますよ。ちょうど鞘に納めて腰につけているような感じで遊べますね。


個人的には背中のビーストの腕をぐるっと前に回して、翼を調整してこういう風にするのが好きです。クロスヘアーズと同じくロングコートっぽくなります。
腕を体にぴったりつけられなくなりますが、その他は可動に特に影響もなく遊べます。スティールベインはオレ変形と言うか、ウイングの処理次第で自分好みのスタイルにできるのが楽しいところですね。


同じデラックスクラスのドリフトと比較してみましょう。
こうしてみるとロボットモードの大きさは標準的なんですね。

侍と西洋の騎士。対決させるのも面白そうです。


こちらはボイジャークラスのオプティマスプライム
さすがにボイジャーのオプがかなり大きくなります。同じく騎士の意匠を持つトランスフォーマーという事ですが、やはり騎士のようなデザインを持った機械ディテールのオプ、そして騎士の甲冑がそのままのスティールベインと、同じテーマでも方向性の違いが出ておもしろいです。


以上、最後の騎士王シリーズより、デラックスクラスのスティールベインでした。
オートボット、ディセプティコン以前のサイバトロンの騎士。第3勢力としても良い位置です。

正直言ってかなり傑作ではないかと思います。
ダイナミックかつよく動くワイバーンモードに、大胆で面白い変形からのスタイリッシュな騎士ロボット。そちらの可動も良く、剣の付属で遊びの幅も広く、また背中のウイングでのオリジナルスタイルも楽しいです。
気に入ったので色々リペイントしますよ。終わったらまた紹介したいと思います。

そういえばこの10月には同じく騎士TFでドラゴンになる、ドラゴンストームがリリースです。あちらも騎士ロボ2対が一頭のドラゴンに変形と言う面白そうなものですので、買えたら買おうかと。スティールベインの仲間も欲しいですしね。

そんなわけで今回は終わりです。それでは、また~

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