「黒水仙」クライテリオン・コレクション "Black Narcissus" Criterion Collection

ついに土曜日にはキング・コングだぜ!ってかデンゼルとヴァイオラの"Fences"がまさかの劇場公開なし!・・・マジかよ。ブルーレイ出るらしいので買うけども、最近はオスカー候補だろうが、配信のみとかソフトスルーとか普通になってしまいました。
映画は映画館で観たい・・・

さて、それは置いておいて、今回はすごく久しぶりにブルーレイの紹介です。

「黒水仙」クライテリオン・コレクション ブルーレイ
"Black Narcissus" Criterion Collection Blu-ray


マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーによる1947年の映画「黒水仙」。そちらのクライテリオン・コレクションのブルーレイです。例によってこちらは、北米展開のシリーズですから、日本語字幕などはありません。
まあ英語がわからなくても、画面だけで圧倒されるような作品ですから、問題ない。というかもう、ブルーレイじゃなくてもなんでもいいから観てほしい作品。


パッケージはこんな感じですね。
まあ裏側はいつも通りのクライテリオン。各映像特典や作品について書いてあります。
やはり表の写真がいいですよね。断崖ギリギリにある鐘。天と地・・・いや地獄。
何度見てもこれがマット画とは思えません。素晴らしい。くらくらしてそのまままっさかさまに落ちてしまいそうです。


中にはブックレット、そしてディスクデザインは、舞台となる宮殿に描かれた古代の神の画ですね。
過去の亡霊がさまよう映画ですし、これはなかなか良い感じですかな。

このソフトでは結構特典が面白く、各インタビューに、撮影のお話があり、そこではセクションの多国籍性が語られたりします。また、テクニカラーによる撮影、もといジャック・カーディフのセンスなども解説されていき、この作品の魅力の部分が細やかに紹介されていて良いものでした。
まあ日本語字幕ないですけど・・・


で、中のアートは、これまたマット画の素晴らしさが炸裂する、スタジオミニチュアのショット。
堕ちるために高みに登るのか、見下ろすためか。
美しいショットは何度見ても良いものです。


ブックレットには作品のレビューが乗っています。
舞台の説明や信仰と本能、またデボラ・カーや若きジーン・シモンズについてなどいろいろと書かれています。ただ、海外の業界紙のレビューとかに比べるとかなり文芸的というか、単語が難しかったです。


元々これは単に「黒水仙」のブルーレイが欲しくて見つけたものです。
日本版も販売していたようですが、あまりなく結構高値になっていたので、こちらのクライテリオンエディションを購入しました。デザインも好きですが、こういった古典的作品の貴重な映像特典が何よりうれしかったですね。今作をより詳しく知りたい方にはかなりおススメです。

そんな感じで、ソフトの紹介でした~
それでは、また。

コメント