「アイアン・ジャイアント」シグネチャー・エディション アルティメット・コレクターズ・エディション The Iron Giant: Signature Edition Ultimate Collector’s Edition

連日の更新。
今日はいろいろと輸入物が届いた上に、録画していた良くわからない映画を観まくっていました。

その輸入品の中には、大事な大事なものがありまして。
映画ファンの間で待ち望まれたある映画の初ブルーレイが届いたのです!


こちら、ブラッド・バード監督「アイアン・ジャイアント」(1999)のブルーレイ。ではなく、厳密に言えばその99年版のオリジナルに追加シーンを入れての「アイアン・ジャイアント シグネチャー・エディション」(2015)のブルーレイとなります。北米では去年このバージョンでの劇場公開もありました。
そして、日本でも今年の10月29日(土)より、このシグネチャー・エディションの上映がありますよ!まあ公開規模はやはり旧作のリバイバルに近いからか小さいですが、是非観に行ってほしいです。私も行きます。


日本でも劇場でBOXの販売があるみたいですが、そちらはどういった変更があるのか。

えー、箱はこのようになっています。凄く豪華。
箱の作りも非常に上質で、すごいしっかりしています。
フロントのアートには角度によって光線がキラキラと動くような処理がされていて、またタイトル部分はサイドのものも含めてエンボス仕様で浮き上がっています。

ちなみに、15000セット限定?のようで、右下にはシリアルナンバーが、XXXX of 15,000という風に表記されています。


箱裏。
こちらにはあのボルトが。今回のBOXにはけっこうこのボルトがアイコン、デザインのように使われています。これはファンには嬉しい。


オープン。
最初には「アート・オブ・アイアン・ジャイアント」のチラシがあり、またデジタルコピーの紙も入っています。デジタルコピーは北米仕様ですので、日本ではできないかな?
箱にくっついてる黒いのは、ぴったり重ねている封入物を取りやすくするための帯です。


さてと、こちらがエボリューション・オブ・アイアン・ジャイアント。
作品の解説とアートが入ったブックレットですね。
本の質も、普通のアートブックのようなハードカバーでできています。


一番驚いた、というか嬉しかったのは紙の質。
艶があってすごく綺麗です。

北米版なので全部英語ですが、日本でのリリースのは訳されているかな?
始まりは今作を作るにあたって、ブラッド・バード監督が役員たちに投げかけた質問から。
「もし銃に心があって、銃であることが嫌だとしたら?」


そこから、製作の始まり、ジャイアントのデザインやホーガースの設定など、ストーリーの順も追いつつ資料が展開されます。
劇中のショットと同時に、コンセプトアートやそのシーンに込めた想いなど、読みごたえもなかなか。


「何かを感じるってことは、君には魂があるんだよ。魂は死なないんだ。」
「タマシイ?」
「ママが言ってた。すべてのものに宿ってて、永遠に生き続けるんだって。」

スクラップヤードで、文字通り朽ちて死んでいる機械の上でのホーガースとジャイアントの会話。監督のこのシーンへの想い入れなども語られ、正直最後まで読んでて涙がにじんできました。

締めくくりも素晴らしく、今作の目指すところと結果、さらにこの作品が与えるものまで丁寧に綴られていました。


こちらはブラッド・バード監督からの手紙。
ここには製作当時のアニメーション業界の在り方や将来性から、監督のワーナーでの製作過程、そして作品が公開されたときのことまで書いてあります。
最後にはファンへの感謝が述べてありますよ。


そして、かなり嬉しいアートカード!
MONDOによるアイアン・ジャイアントのアートカードで、全5種。
どれも作品に合ったちょっとレトロな美術的なものです。全部素敵かついろいろなジャイアントの表情が見えます。
裏側にもWBのマークとかあり、なんか書いても良いですね。(書かないけど)
是非額にいれて飾りたいものです。


さて、最初の封入物たちを超えて、ブルーレイのところへ。
なんか時計とかアクセサリーの入れ物みたいな、ちょっとフカフカ的な仕様で、高級感は素晴らしい。
右にはコレクション・フィギュアが入っています。


フィギュアはこのように。
どうやら昔VHSが発売された際に、そのBOXか何かにもついていた物らしいですが、色合いは変わっているようです。


小さいフィギュアなのですが、ディテールも良い感じ。台座もついているので飾っておくのもしっかりできます。
フィギュアはあしと腕、そして首が動かせます。ちょっとした表情ですがかわいらしいものです。


ブルーレイの中身は2枚組です。
デザインも素敵なものですね。ちなみに北米版ではありますが、日本語収録。
再生機が日本語設定であれば、まあ普通の国内プレーヤーはそうですが、日本語でメニューも出ます。もちろん日本語字幕も、吹き替え音声も入っています。


というわけで、アイアン・ジャイアント シグネチャー・エディションのアルティメット・コレクターズ・エディションでした。日本版の販売もありますが、もし今すぐというのならばこれは最高のBOXでしょう。
アイアン・ジャイアントは長らくブルーレイ販売を待たされた作品。とにかくファンの私には待ちわびたもので、この豪華な、そして愛の詰まったセットは素晴らしいもの。

とにかくファンにはお勧め。そして見たことのない方は、DVDでも良いですし、今度の劇場公開でも良いので観てほしい作品です。

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