「アクトレス 女たちの舞台」クライテリオン・コレクション "Clouds of Sils Maria" The Criterion Collection

ソフト関連の紹介やレビューも増やしていきたいです。スチールブックのほかにも何周年版とか、BOXとか、デジタルリマスターとか、いろいろありますからね。
今回はそんなわけで、ソフトの紹介。

クライテリオン・コレクションより、「アクトレス 女たちの舞台」(2014)です。


クライテリオンのソフトって日本版は出てないですね。主に北米マーケットかな。
ラインナップがすごくいいですが、まあ一般に受けてる大ヒット作なんかには目もくれませんから、調べてみるとわかります。スチールブックのほうがそっちの方を担当してますね。
こちらのブルーレイはだいたい25$でした。けっこう安い。日本版ででたら買おうと思っていたんですが、やはり高いうえにデザインが・・・そして特典映像には予告編のみという残念仕様。


パッケージ外側はこんな感じですクライテリオンマークもしっかり。
デザインが綺麗まあ決め手でしたね。全体にマローヤの蛇とあの山々を称えたものですね。メインとなるジュリエットはじめ3人の女優をしっかり入れてくれているのもナイス。
雲がひろがり、空が広がり、無限広がりを感じられるものです。


中身はこんな感じです。
ディスクもパケと同じようなデザインで、付属のブックレットというかエッセイがついています。内容はMolly Haskellさんによる解説論評。そのほかスタッフ紹介やキャストの写真もありますね。


お気に入りポイントは、なかのデザイン。
マローヤの蛇~~~。映画で一番大事なのはビノシュでもクリステンでもクロエでもない、雲だ!

えー、ブルーレイの中身そのもののことは、クライテリオンのサイトで見てほしいです。
ただ、アサイヤス監督の解説に、ジュリエット・ビノシュとクリステン・スチュワートのインタビューなどはかなり見ごたえがある映像特典でした。そして劇中でも流れる、1924年ドキュメンタリー"Cloud Phenomena of Maloja"がみれるのも素晴らしい。


全体に美しいという印象が強いクライテリオン・コレクション版でした。
今作が好きで、もし字幕なしでもよければ、特典映像の豪華さもありこちらがすごくおすすめ。インタビュー内容も説明とか宣伝ではなくて、シーンごとの意味や感性、芸術性の追求。また演技に込めている意味とアンサンブルまで、すごく深いところまで話を聞けますよ。

そんなかんじで、クライテリオンのブルーレイレビューでした。あ、最悪英字幕はありますので。
それでは~

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