MARVEL S.H. Figuarts アイアンマン マーク46 (シビル・ウォー) Iron Man Mark46 Civil War

イギリスのEU離脱を選ぶ国民投票、思いがけぬ結果に世界が混乱しております。
為替や株への影響はもちろん、映画製作への懸念もすでにいろいろなところで言及されています。アードマンスタジオ、スターウォーズ、パディントンやキャロルもEUの資本ありき。EUはイギリスが本当に離脱した場合、かなり厳しい態度に出るでしょうから、それがどう影響するのか。
そもそもスコットランド独立へのステップ、最悪EU崩壊も見える状態・・・うーん、先が見えません。

取り合えず、円高になったのでアメリカアマゾンで色々買うと良いでしょう。

えーと、前置きが長くなりました。今回は新発売のフィギュアーツを。なんだかんだで予約していたこちらをレビュー。

バンダイ S.H.フィギュアーツ アイアンマン マーク46

BANDAI S.H.Figuarts Iron Man Mark46


フィギュアーツシリーズから、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)で活躍した新スーツマーク46が登場です。先月のキャプテン・アメリカ(シビル・ウォー)に合わせて、親友にして対立するアイアンマンが早く出てくれたのは嬉しいですね。

トニー・スタークは兵器開発企業を経営する大富豪にして天才発明家でしたが、ある時自分の開発兵器に殺されかけたことから、破壊でなく平和のために自分の能力を使うことを決意。自作のパワースーツを身にまとい、アイアンマンとして活動。アベンジャーズにも参加し活躍していたが、政府による登録法に賛成し、それに反対するキャプテン・アメリカと対立。親友でありながらも戦うことに。

箱と本体(正面)


パッケージと本体です。
前のキャップと同じアートがあり、今回はアイアンマンカラーでレッドになっています。こちらもおしゃれで良いですね。箱は保存と・・・
本体ですが、けっこうマッシブ。パッと見てもガタイが良い感じです。また色合いがかなり暗めになっていて、ダークワインレッドというか、あずき色にも近いです。メタリック塗装は綺麗に施され、各部のシルバーやゴールドも非常に細かく塗り分けられています。
プロポーションはけっこう好みです。アーマーを着込んでる感じが良く出てると思います。

箱と本体(裏面)


箱の裏。ここもキャップと同じで、いろいろなポージングの写真があります。マーク46は見本から大きく変わったところは無さそうかな?

本体を後ろから見ても、またディテールがすごいです。背中のごつさもカッコいいですね。
色合いは好みがあると思いますが、私はCWを見たときのアイアンマンの印象が、今回色合い暗めだな~だったので、これはすごく好き。まあシルバーとゴールドの発色はもう少し抑えても良いかもですが。

付属品一覧


付属品。
各種リパルサーエフェクトがありますね。手用のものが2種、足のが1種です。
付け替えのハンドパーツも、手刀っぽいもの、開き手、そしてリパルサー発射再現用があります。こうしてみると、手の甲の部分は映画と違う気がします。ここまで大きなパーツはついてなかったと思います。

サイズ比較:キャプテン・アメリカと


キャプテン・アメリカと。
並べてみると、やはり同スケールで作られているようでかなり良い感じ。アイアンマンの方がスーツを着込んでいる分少し大柄になっています。ただ、アイアンマンは単体ならまあ気にならないですが、並べてしまうと頭の小ささが目立ちます。中に人間の頭が入っていると考えるとちょっと小さいかな。

細部のディテール


本体ディテールでは、マーク46特有の各部のアークリアクター表現もしっかり再現されています。
いたるところにマイナスドライバー的なモールドがあり、そこはブルーで塗られています。映画では体の各部が青く光っていたんですが、さすがにフィギュアではそこまで目立たないですね。マイナス部だけでなく丸いモールド全部をブルーで塗ると少し目立つようにできるかもしれません。

基本可動


可動はけっこう素直、かつ優秀です。
ここでも引き出し式の肩関節が使われているので、アーマーが干渉することもなく自由に動かせます。格闘ポーズは簡単にカッコよくできます。腰もひねったり曲げたりできますし、頭部も良く動いてくれますね。


アイアンマンポーズ、またの名をスーパーヒーロー着地!
アイアンマンフィギュアは、これが綺麗にできないと私は納得しません。今回のフィギュアーツマーク46は腰の可動や肩周り、股間と足の可動域が良いので、楽々このポーズが再現できます。
やはり良いですね~ 頭部もよく動きますので、しっかり前を向かせられますよ。


膝がかなり深くまで曲がりますから、座り込むようなポーズも。
ウォーマシンとか出たら、あの墜落シーンも再現できそうですね。まあその時にはトニーヘッドも欲しいですが。
実はこの足回りが私はすごく好き。太く着込んだ感じも良いですが、動かしたときにしっかり隙間をふさぐような構造で不自然に見えないんです。また足首、つま先、そしてそこのアーマーも動くので、つま先を曲げたときにも自然に見えます。

ハンドパーツその1


付属のハンドパーツを。まずは開き手です。今回のアーツは手のリパルサーが塗装されてて良いんですが、何しろ手首が動かない。ひねりはできるんですが、甲のパーツや接続の関係で、手のひらを前に向けられる構造にはなっていません。
バッキーに腕を掴まれつつも、リパルサーを向けるような再現はできるんですが。

ハンドパーツその2


こちらのハンドパーツも、出来は良いですが、先ほどのと同様に前には向けられません。
なのであのキューピーポーズもできないんですよね~ 残念。
手刀ポーズや敬礼には使えそうです。
それと、頭部についてですが、良く動くのは良いんです。でもちょっと首と頭の間の隙間が気になりますね。ジョイントがけっこう見える・・・まあこうしないとクリアランスがなくて動かなくなってしまうのでしょうけど。

ハンドパーツその3


手のひらを前に向けられるのは、こちらのリパルサー発射用のハンドパーツのみ。
ただエフェクトパーツをつけるための軸が出ているので、そのままだとちょっと不恰好ですね。この形で、リパルサー部分が塗装になっているハンドパーツも欲しかった・・・

エフェクトパーツ


ダブルリパルサー!
まずは小さいほうのエフェクトパーツ。シビル・ウォーではビームを出すというよりは衝撃波的に一発を打ち込んでいることが多かったです。そういう仕組になったのか、殺さないように出力を抑えているのか。この小さめの方は少し弱めのリパルサーってことで遊んでます。
エフェクトはグラデーションもかかっていて綺麗。


エフェクトパーツその2。大き目のパーツです。
こちらは普通の出力ってことで脳内設定。迫力というところではこちらの方がありますが、微妙に先ほどのとはエフェクトが違い、こちらは全体的にイエローです。


ラストは足用のエフェクトパーツ。足裏の穴に差し込むタイプなので、手の方には使えません。
スタンドを使って浮いているようにすると、かなり雰囲気がでて楽しめますね。
手の方もここでは浮遊用ということで使えます。


おなじみの飛行ポーズ。スタンド必須ですね。
腰が稼働し沿った状態にできるのと、頭部がかなり上向きにできるので、飛んでいるときの目線も違和感なくポージングできます。


空中からリパルサー攻撃。AOUでは一発でウルトロン兵士を粉砕してましたね。やはりCWでは手加減してたに違いない。本気出せばバッキーの腕吹っ飛ばせるわけですし。


そういえば、「アイアンマン」(2008)でF-22とやりあった時とかの、あの急転換する動きがすごく好きです。一瞬止まってものすごい速さで後退するような。
撃墜されるとか、錐もみで攻撃をかわすとか、浮遊状態でも可動を活かしていろいろなシチュエーションでアクションできますね。


「付く側を間違えたな・・・」
"You chose the wrong side..."

そんなわけで、フィギュアーツからシビル・ウォー、アイアンマンマーク46でした。
色合いが暗めですが、しっかりと映画のマーク46らしさがあると思います。かなり着込んだ感じが好き。スタイルも良いし可動も良いです。塗装も細やか。まあ各リアクターをブルーに塗って目立たせると、よりマーク46らしくなるかもです。あとは手の平が前に向けられないのが・・・
総合的にはしっかりとしたアイアンマンです。
この先はアントマン、ブラックパンサーがありますね。・・・一方でリボルテックにデップー、スパイディがラインナップしてるという。うーん、目の前に沼が見えるw

というところでレビューおしまい。それでは、また~

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